【実体験】ふるさと納税で約6,000円損した理由|住宅ローン控除後に意識を変えるきっかけに

家計管理

はじめに

「ふるさと納税って、お得な制度なんでしょ?」

そんなふうに思いながら、昨年も例年どおり63,000円を寄附しました。
でも、今年届いた住民税の通知を見て、驚きました。

控除されていない額がある…。

計算してみたら、5,540円も損していたんです。
原因は、住宅ローン控除との重複でした。

この記事では、ふるさと納税で損してしまった体験談と、住宅ローン控除が終わる今年だからこそ考えた「これからの家計管理」について、私なりの気づきをまとめます。


損した金額は5,540円|実際の内訳

まずは事実ベースで整理してみます。
昨年のふるさと納税の寄附額は以下のとおりです。

  • 寄附額:63,000円
  • 自己負担額:2,000円

そして、控除された金額は以下の通りでした。

  • 市民税の控除:33,276円
  • 県民税の控除:22,184円

計算すると…

63,000円(寄附)- 33,276円(市民税控除)- 22,184円(県民税控除)- 2,000円(自己負担)

5,540円のマイナス

あれだけ「お得」と思っていたふるさと納税で、損をするとは…。


なぜ損をしたのか?住宅ローン控除とシミュレーションの落とし穴

楽天の簡易シミュレーターを使っていた

寄附額を決める際、楽天ふるさと納税の「簡易シミュレーション」を使って上限を確認していました。
ところがこの簡易版では、住宅ローン控除の有無を反映できないため、正確な上限額を知ることができませんでした。

その結果、本来の上限よりも多く寄附してしまい、控除しきれずに損をしてしまうことに。

※楽天の簡易シミュレーターは「年収」「家族構成」などから概算するため、住宅ローン控除や医療費控除などが多い人には向いていません。

所得税が住宅ローン控除で相殺されていた

ふるさと納税は「所得税」と「住民税」から控除される仕組みです。
しかし住宅ローン控除を受けていると、すでに所得税がかなり控除されているため、ふるさと納税の“控除枠”が足りなくなることがあります。

私の場合も、所得税が住宅ローン控除で相殺されていたため、ふるさと納税の一部が控除されずに残ってしまいました。


2025年で住宅ローン控除が終了|今後の家計への影響

我が家は、今年(2025年)で住宅ローン控除の適用が終了します。
つまり、来年からは控除のない「フル課税状態」に戻るということ。

税金負担は確実に増えます。

でも見方を変えれば、ふるさと納税の控除枠がフルに使えるようになるということでもあります。

この経験をきっかけに、私は以下の2つの意識を強く持つようになりました。


損したことで変わった2つの意識

① なんとなく得する仕組みは、なんとなく使ってはダメ

ふるさと納税は「使わなきゃ損」と思っていました。
でも、制度をよく知らずに利用すると、本当に損をするということを身をもって体験しました。

得する仕組みを活かすには、制度の仕組みを理解することが不可欠です。

② 所得税や住民税の仕組みをもっと学びたい

FP3級の勉強をしたときも、税金の知識がいかに家計に直結しているかを感じました。
現在は簿記3級にも取り組んでおり、今後も「数字に強い家庭」を目指していきたいと考えています。


これからの我が家の方針|2026年からのふるさと納税は慎重に

来年からは住宅ローン控除がなくなり、税金の負担が増える一方で、ふるさと納税の控除枠は最大限に使えるようになります。

今後は…

  • 控除上限を事前にシミュレーション(楽天の詳細版 or さとふるなど)
  • ワンストップ特例ではなく確定申告で管理する方向に切り替え

といった形で、制度を正しく理解して活用していくつもりです。

イラスト:いらすとや(https://www.irasutoya.com/)


まとめ|「得する制度」は、理解してこそ本当に得になる

今回の5,540円の損は、金額としてはそれほど大きくないかもしれません。
でも、この体験を通じて、

「制度は、理解してこそ活きる」

という教訓を得ました。

これからも家族のために、生活を支える「お金の知識」をこっそり積み上げていきたいと思います。

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